【馬籠宿】タイムスリップしたかのような、ノスタルジーな世界

馬籠に来たらハイキングはマスト！

江戸時代には東海道と並び多くの人が行き交った中山道。古くから人々が歩いた中山道のなかでも、馬籠宿と妻籠宿の間は、往時の面影を色濃く残し、旧中山道信濃路自然遊歩道として整備されています。

現在は馬籠宿から妻籠宿まで（馬籠宿→馬籠峠→妻籠宿）をつなぐ全長約9km（所要時間：約3時間）のハイキングコースがあります。

妻籠宿と馬籠宿の両宿の間、標高790mの位置にある「馬籠峠」には、明治２４年（１８９１）、２５歳の時に中山道を旅した正岡子規の「白雲や青葉若葉の三十里」という句碑が建っています。

馬籠宿と妻籠宿のほぼ中間地点に位置する江戸中期の建物「一石栃立場茶屋」。こちらでは中に入り、お茶を飲みながら、一休みする事も出来ます。また建物内部を見渡せば、江戸時代の暮らしぶりを感じることができます。

宮本武蔵が修業したと言われる「男滝・女滝」。「男滝」は木曽川の支流・男だる川にかかる分岐瀑で、落差は10mあります。 「女滝」は落差12mで、途中に段差を持つ二段の段瀑です。水飛沫をあげて流れる様は見応えたっぷり！

凛とした雰囲気、歴史を感じる石畳の道「妻籠石畳」では、昔の人々が歩いたこの道に思いをはせながら散策してみてはいかがでしょうか。撮影スポットとしてもオススメで、写真映えすること間違いなし！

どのスポットも歴史や自然を感じることができ、日常を忘れてのんびりした時間を過ごせます。ハイキングコースの注意事項や、当日の持ち物や服装、気温などの情報は、公式ホームページに記載されておりますので、訪れる前に要チェック！

馬籠には美味しいものがたくさん！

馬籠宿のもうひとつの魅力はなんといってもグルメ！日常離れした、風情ある街並みの中で食べるグルメは格別で、五平餅・栗こわ飯などの岐阜グルメが楽しめます。また食べ歩きができるテイクアウトのお店もあります！

米が貴重だった江戸時代中期頃に、祭りなどのハレの場などで食べられていた五平餅。馬籠宿には五平餅を食べ歩きで楽しめるお店があります！

そのほかにも、もっちりしたおこわと甘くほくほくした栗の相性が抜群の郷土料理「栗こわ飯」、そばやおやきなどの郷土料理や、山の幸をふんだんに使った料理、ゆっくり休憩ができるカフェ、散策途中の食べ歩きにピッタリな料理を提供するお店などなど。馬籠にはたくさんのグルメスポットがあって迷っちゃうかもしれません！

見る・体験する・買うで、馬籠の歴史や文化を感じよう

「木曽路はすべて山の中である」の書き出しが有名である『夜明け前』の作者、島崎藤村は馬籠村出身ということもあり、馬籠には島崎藤村の記念館や資料館、菩薩寺があり、見学や体験などができます。

文豪島崎藤村の作品と生涯をたどる記念館「藤村記念館」には、数多くの藤村関係の資料が収蔵されており、馬籠宿の真中に位置しシンボル的存在。馬籠に来たら必ず見るべき！中でも、島崎藤村宅(馬籠宿本陣)跡は、日本遺産に認定されており、近世宿駅に設けられた、諸大名の参勤交代、幕府役人、公家衆の通行に備えた宿屋で、この本陣は『夜明け前』の舞台でもあります。また中庭には、本陣の礎石、土蔵の跡・隠居所に往時のおもかげを偲ぶことができ、記念館の裏手には島崎家の菩提寺「永昌寺」の森が見えます。こちらは藤村の遺髪・遺爪とともに冬子夫人、夭逝した三人の娘たちが眠り、『夜明け前』に万福寺の名前で登場するお寺です。民宿もやっており、座禅体験や精進料理も楽しむことができます。

そのほかにも、馬籠村の文化や木曽路の独特の文化や制度を知ることができる施設もあります。

また散策の途中にお土産ショップに立ち寄ってみてはいかがでしょう！ハンドメイドの雑貨が購入できるショップなど、多種多様なお土産ショップがあります！ひとつひとつゆっくり巡って、馬籠に訪れた記念に是非購入してみては？

馬籠に泊まって、一日中楽しもう！

日帰りでも楽しむことができる「馬籠宿」ですが、せっかくなら民宿に泊まって、江戸時代の風情を感じさせるノスタルジックな雰囲気を、一日中堪能してみてはいかがでしょうか。

約120年前の囲炉裏がある宿や座禅体験と精進料理を味わえる宿、外国人観光客が利用に人気の宿など、昔の趣を懐かしむことができる民宿があります。

グループでの宿泊以外に、一人旅での宿泊にもご利用できる民宿など、多種多様な旅館があるので、滞在予定に合わせて宿泊してみてはいかがでしょうか？各民宿の詳細等は、公式ホームページをご確認ください。