歴史と伝統が描き出す、日本の美【徳川園】

総面積2.3ヘクタールにも及ぶ池泉回遊式の日本庭園『徳川園』は、高低差のある地形に林を配置。清流が滝から渓谷を下り海に見立てた池へと流れる風景は、日本の自然景観を彷彿させます。またその中に武家社会の豪快さを象徴するような巨石を用いた岩組みが配置され、新緑や紅葉など四季を通じてお楽しみいただけます。
名称
徳川園
住所
461-0023
愛知県名古屋市東区徳川町1001
営業時間
9:30~17:30(入園は17:00まで)
定休日
月曜日 ※祝日の場合、直後の祝日でない日、年末年始
利用料金
一般/高校・大学生 300円、市内在住の65歳以上 100円  ※中学生以下は無料 ※その他、共通券、団体料金あり

CONTENT

日本庭園『徳川園』の歴史について

愛知県名古屋市東区にある『徳川園』は、徳川御三家の筆頭である、尾張藩二代藩主徳川光友が、元禄8年(1695年)に自らの造営による隠居所である大曽根屋敷に移り住んだことが起源と言われています。

当時の敷地は約13万坪(約44ha)の広大さで、庭園内の泉水には16挺立の舟を浮かべたと言われており、光友の没後、この地は尾張藩家老職の成瀬、石河、渡邊三家に譲られましたが、明治22年(1889年)からは尾張徳川家の手に戻り、その邸宅となりました。

昭和6年(1931年)、十九代当主義親から邸宅と庭園の寄付を受けた名古屋市は整備改修を行い、翌年『徳川園』として公開されました。しかし昭和20年(1945年)に名古屋大空襲により園内の大部分を焼失し被災。その後は一般的な公園として利用されてきましたが、平成16年(2004年)秋に日本庭園としてリニューアルしました。

その後平成26年(2014年)10月7日に、園内の数々の名所が、国の登録有形文化財に認定されました。次のコンテンツでは、登録有形文化財に認定された各名所をご紹介致します。

園内にある数々の登録有形文化財の魅力

『徳川園』には、平成26年10月7日に登録有形文化財に認定された『徳川園黒門、塀、釣瓶井戸』『徳川園脇長屋』『蘇山荘』があります。

『徳川園黒門』は、『徳川園』の西に開く黒塗りの木割の太い薬医門で、旧尾張徳川家大曽根邸の表門として風格のある趣を持っています。

『塀』は、徳川園の外周に位置する木造の塀。創建時の姿を示し、周辺建物の歴史的景観を整えています。

『釣瓶井戸』は、石造の井戸で木造切妻杉皮葺の屋形を持ち、塀と同様に周辺建物の歴史的景観を整えています。

『徳川園脇長屋』は、『徳川園黒門』に隣接する入母屋造の建物で、黒門や塀と連続して旧尾張徳川家大曽根邸の面影を残しています。

『蘇山荘』は、徳川園の北西に位置し、伝統的な和風建築の様式をとりながらも中廊下や階高の高い和風の座敷などを採用した近代和風建築です。昭和12年(1937年)に名古屋市にて「名古屋汎太平洋平和博覧会」を開催。その迎賓館として会場内に「和館」が建てられ、閉会後名古屋市に寄贈され、徳川園に移築されたのが『蘇山荘』です。その後平成16年からは喫茶室として活用されています。

1年を通して四季折々の木々や花々が楽しめる

『徳川園』の公式ホームページでは、季節ごとに様々な顔を見せる「徳川園の四季」として、園内の木々や花々の様子を随時紹介しています。

『最近のフォトギャラリー』では、毎月1日にその月に見頃となる木々や花々を写真で紹介しています。

『最近のフォトギャラリー』に合わせて、『現在おすすめの花』をチェックするのはいかがでしょう?『現在おすすめの花』では、木々や花々だけでなく、園内の様子などが、各公式SNSにて取り上げ、紹介しています。『最近のフォトギャラリー』と共に使用することで、今現在何が見頃なのか見ることができるところがポイント!また開園閉園時間から、園内でのイベントなど多岐にわたり紹介しているので、訪れる前に是非チェックしてください。

他にも「四季」をテーマにした紹介ページもあります。『花ごよみ』では、月ごとではなく、早春・春・夏・秋・冬と「季節ごと」に木々や花々を紹介しています。

また季節ごとに紹介している『花ごよみ』をPDFにて作成し紹介している『四季めぐり』もございます。こちらは園内マップと共に紹介しているので、『四季めぐり』をダウンロードして園内を散策してみてはいかがでしょうか?

レストランやカフェ、お土産ショップも充実

『徳川園』には、ランチからディナーまで1日中楽しむことができるレストランや、お土産に最適なショップも完備されています。

徳川園の緑豊かな自然と、壮大で清らかな大地「龍仙湖」を望む純和風なメインダイニング『ガーデンレストラン徳川園』では、地元の食材を中心に選ばれたフランス料理を御提供。厳選された300種類のワインと共に、上質なひとときを過ごすことができます。

日本料理店『宝善亭』では、本格的な日本料理や織田信長が安土城で徳川家康をもてなした献立を参考にした御膳料理など、歴史と文化が織り成す食事を堪能できます。

散策中に一息つくことができるカフェも併設されています。先程紹介した『蘇山荘』では、草庵的な緑の庭園を眺めながらお茶をお楽しみ頂けます。東海地区産の厳選茶葉を使用し、お客様自ら「丁寧にお茶を煎れて味わう」体験ができるお茶&和菓子のセットや地元産のフルーツを使用したスイーツなどがあります。

またお帰りの前に、徳川園を訪れた思い出にちょっとしたお土産はいかがでしょうか?
『ショップ葵』では、徳川家や徳川園にちなんだ商品だけでなく、地元老舗菓子店オリジナル和菓子や地元の伝統工芸品が販売されております。

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