滝の水が酒に変わった伝説「養老孝子物語」
滝の水が酒に変わった「養老孝子物語」は、この地域で語り継がれている伝説です。
『昔、貧しいきこりが、谷深い岩壁から流れ落ちる水を眺め、「あの水が酒であったらなあ」と老父の喜ぶ顔を思い浮かべたとき、岩から滑り落ちて気を失っていました。しばらくして、気がつくと、酒の香りがするので、あたりを見回すと、近くの岩の間から、山吹色の水が湧き出ており、なめてみると酒の味がしました。これを汲んで帰って、老父に飲ませたところ、大変喜び、すっかり若々しくなりました。このことは、都にも伝えられ、元正天皇が、この地へ行幸になり、本湧水を飲浴せられ、「老を養う若返りの水」とおおせられ、年号を養老と改められました』(岐阜県庁HPより引用)
養老の滝には古くからこのような伝説が伝えられており、今では養老町のシンボルとして人々に親しまれています。
駐車場から滝までの散策も楽しい
養老の滝は、養老の滝入口駐車場(無料)か、滝の近くにある養老の滝駐車場(有料)に車を停めて向かいましょう。養老の滝入口駐車場から養老の滝までは約1.2kmで、徒歩30分ほどで到着します。滝までは散策路が整備されているので、歩きやすい服や靴なら問題ありません。四季折々の風景を眺めながら心地よい散策が楽しめます。
道中には養老神社や小川にかかる7つの橋など見どころがいっぱい。「養老孝子坂」通りには、みやげ店も点在し、地元グルメや買い物を楽しむこともできます。
秋は必見!紅葉の名所としても知られる
養老の滝は紅葉の名所としても知られています。見頃となる時期は例年11月下旬から12月上旬ごろ。山全体が美しい赤色や黄色に染まります。
養老の滝へ向かうメインロードから一本中に入ると「養老せせらぎ街道」と呼ばれる小道があります。ここの紅葉は特に美しく、小道にモミジやカエデのアーチが掛かり、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
養老の滝だけじゃない!一日中遊べる養老公園
養老の滝がある養老公園には、多種多様な遊具が楽しい「岐阜県こどもの国」や、巨大な体験型アート作品に触れられる「養老天命反転地」などもあります。
ほかにもパターゴルフ場やテニスコートのほか、開放感抜群のキャンプ場「RECAMP養老」など、自然の中で過ごせばリフレッシュすること間違いなし。カップルやファミリー、グループで遊びに行っても、一日中楽しむことができますよ。