【あいち朝日遺跡ミュージアム】見て、触れて、体験する弥生の世界
- PREFECTURE
- 愛知県
2020年11月の開館以来、約15,716平方メートルの広大な敷地の中に、本館、史跡貝殻山貝塚交流館、そして屋外復元遺構などを備えています。 館内は、アニメーションや臨場感あふれるジオラマ、さらには厳選された出土品の展示を通じて、弥生時代の生活文化をどなたにもわかりやすく、体験的に伝える構成が最大の魅力です。
屋外には、弥生時代の竪穴住居、高床倉庫、環濠、水田など、集落の重要な要素を復元した体験空間が広がっています。当時の暮らしを肌で感じられるよう、弥生時代の暮らしやものづくりを追体験できる仕掛けも充実しています。
充実した展示と体験的な学びを兼ね備えたこのミュージアムは、単に歴史を学ぶ場にとどまりません。歴史愛好家の方々はもちろん、ファミリーでの思い出作りや学校の課外学習の場としても、自信を持っておすすめできる学びと感動の施設です。
愛知県清須市朝日貝塚1番地
※施設情報は掲載時の情報です。最新の情報は施設のホームページをご覧ください。
CONTENT
東海最大級の弥生集落、その全貌をひも解く
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朝日遺跡は、弥生時代前期から古墳時代前期(紀元前6世紀ごろ~紀元4世紀ごろ)にわたり営まれた大規模な集落で、東西約1.4km、南北約0.8kmという広がりを持つと推定されています。
発掘調査では、環濠、逆茂木といった防衛構造のほか、当時の暮らしの全貌を解き明かす極めて多彩な遺構・遺物が出土しています。魚を捕るヤナ構造や木製農具といった生活の痕跡から、銅鐸や玉類、骨角製品といった信仰・交易に関わる貴重な品々まで、多岐にわたります。これらは、当時の人々の営み、信仰、技術、そして広範な交易を探るうえで、比類ない豊富な手がかりを提供しています。
この集落には、明確に区分された居住域と墓域に加え、さらに環濠(かんごう)・逆茂木(さかもぎ)・乱杭(らんぐい)といった厳重な防御施設が発見されています。これらの遺跡は、当時の集落が高度な防衛体制と計画的な区画化を備えていたことを示しており、朝日遺跡をこの地域の弥生文化を理解するうえで不可欠な、極めて重要な遺跡としてます。
敷地内に位置する「史跡貝殻山貝塚」は、朝日遺跡群のなかでも早期に人々が定住し始めた場所とされています。貝層を中心に、人骨・多様な遺物・土器など貴重な資料が出土しており、その歴史的な深さを物語ります。1971年には周辺約10,169㎡が国の史跡に指定され、史跡としての高い格を誇ります。
朝日遺跡・貝殻山貝塚は、弥生期の社会構造、高度な技術、そして人々の日常生活を多面的に読み解く鍵となる、非常に重要な場所です。このミュージアムでは、緻密な展示・解説と屋外復元を併用する構成をとっています。これにより、この遺構の魅力を知識として理解するだけでなく、弥生時代のスケール感と人々の営みを肌で感じる体感的な学びへと昇華させています。
ジオラマと出土品で再現する弥生ムラの全貌

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あいち朝日遺跡ミュージアムの館内展示は、「基本展示室1」「基本展示室2」を中核とし、重要文化財を中心とする出土品やジオラマ、映像装置を用いて弥生時代の暮らしをわかりやすく紹介する構成になっています。
基本展示室1の主役は、朝日遺跡の最盛期を表現した広大な「朝日遺跡ロケーションジオラマ」です。集落の構成、人々の生き生きとした暮らしの様子、周囲の地形まで、遺跡の全体像を直感的かつ視覚的に把握できます。さらに、双眼鏡を通して詳細に観察し、音声解説を連動させる臨場感あふれる体験プログラムも実施しています。ジオラマの世界に入り込んだかのように、弥生時代への理解をより深く、楽しく追体験いただけます。

基本展示室2では、重要文化財に指定されている出土品を中心に、道具・装飾・祈り・金属 といったテーマごとに分類された遺物が展示されています。農具から属器まで、多岐にわたる重要な実物資料を通じて、当時の人々の高度な技術、信仰、そして日常生活の側面が詳細かつ丁寧に解説されています。また、企画展示室では定期的にテーマを変えた展示が行われており、弥生時代への学びをさらに深めることができる構成も魅力的です。
弥生の匠が遺した美と技、重要文化財朝日遺跡出土品
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あいち朝日遺跡ミュージアムの展示の中核をなすのは、発掘調査によって出土した比類なき多彩な弥生時代の考古資料です。
平成24年9月に重要文化財に指定された2,028点の出土品は、この施設の最大な財産です。土器、木製品、石器、ガラス小玉、金属製品、骨角牙貝製品など多岐にわたる資料群は、当時の人々の多様な生業、生産・流通の様相、そして精神生活を解き明かす、歴史考証における極めて重要な鍵となっています。
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基本展示室2では、これら重要文化財から厳選して、「土器の造形」「装飾の造形」「道具の造形」「金属の造形」「祈りの造形」のテーマごとに展示を構成しています。
弥生時代の匠の技と精神性に触れ、はるか古代に思いを馳せることができるでしょう。
弥生のムラが現代に蘇る、体験型空間
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ミュージアム屋外には、「体験弥生ムラ」と呼ばれる復元空間が広がっています。この体験ムラには、竪穴住居や高床倉庫といった生活の場に加え、体験水田や方形周溝墓などの遺構・建物が忠実に再現されています。訪問者はこの空間を実際に歩きながら、弥生時代の集落の息遣いと、当時の人々の暮らしを肌で感じることができます。
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体験水田では、「田植え体験」や「石包丁による収穫体験」など、弥生時代の米づくりを手作業で学ぶ講座が開催されています。季節ごとのイベントも充実しており、「復元方形周溝墓での発掘体験」といった貴重な体験のほか、復元竪穴住居で弥生時代風の衣装を着て記念撮影も可能です。
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館内のキッズ考古ラボや体験学習室では、勾玉づくり、土器づくり、火起こし体験など、五感をフル活用できるワークショップ形式の体験が定期的に実施されています。このプログラムは、お子様から大人まで、すべての来場者にご参加いただけます。

体験弥生ムラは、展示を「見る」だけにとどまらず、空間に入り込むことで、来訪者が弥生時代を五感で感じ、深く学ぶことができる場として運営されています。歴史を肌で感じる、他に類を見ない感動体験をぜひご堪能ください。
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