【付知峡】これぞパワースポット!森林浴の森日本100選
- PREFECTURE
- 岐阜県
- INTEREST
- 自然
岐阜県中津川市付知町上大起
夏は避暑地として、秋は紅葉の名所として人気
夏はとにかく涼しく避暑地としても賑わっています。川遊びはもちろん、マイナスイオンたっぷりの滝を見に足を運ぶ人も多く、大小さまざまな滝への道は遊歩道が整備されているので気軽に歩けますが、天候によっては滑りやすい箇所があったりアップダウンにも富んでいます。
また秋は紅葉の名所として有名で多くの観光客が訪れます。10月下旬から11月上旬が見ごろで、青く輝く川の水と色とりどりに染まった葉のコントラストはとにかく絶景!全国から多くのカメラマンや写真愛好家たちが集まっています。季節によって表情を変える豊かな自然に癒されてみてはいかがでしょう。
青く澄んだ水と溢れる自然で日頃の疲れをリフレッシュ
付知川の源流のほかにもたくさんの滝があり、中でも3つの滝を回るハイキングコースは必見です。1周40分ほど道が続いていますが、きちんと整えられているうえにところどころ休憩できる岩肌もあるのでご安心を。
生い茂る緑に癒されながら進むとまず登場するのは「観音滝」。水がが垂直に流れ落ちる先はエメラルドグリーンの滝つぼで、必ず押さえておきたいフォトスポットです。大きな岩の隙間から眺められる姿が、観音扉のようだと言われています。
階段を下りた先に見えてくるのが、2本の下流が合流してできた「不動滝」。荒々しく削られた鋭い岩盤と水量があるダイナミックな滝で『不動公園』と呼ばれている遊歩道内は紅葉が美しい場所としても人気なので季節ごとに楽しみたくなりますね。
『不動公園』から約9km北に向かった所にある「高樽滝」は正面から眺めることのできる滝で、高樽谷から流れ込む水がキラキラと輝きます。滝のすぐ上流には長い年月をかけ水によって、滑り台のように磨かれた岩があるので探してみては。
合わせて吊り橋を満喫するのもお忘れなく。不動渓谷遊歩道にも数カ所吊り橋がかかっていて、真上から見る清流の透明度は吸い込まれそうなほど。吊り橋を入れて撮る景色もまた一興です。アクティビティーのひとつやデートのスパイスとしてもお試しあれ。
吊り橋を越えた秘境の地にある絶品岩魚料理を召しあがれ
きれいな付知川の水で育った岩魚は焼いても揚げてもちろん刺身でも絶品。そんな岩魚を専門に扱っているのが『岩魚の里 峡(はざま)』。お店は自然に恵まれた秘境にあり、たどり着くには吊り橋を渡らなくてはいけないのがなんともユニークです。最大で大人3人までしか一度に渡れないという揺れる吊り橋はスリリング、高所恐怖症の方には難しいかもしれません…。余裕のある方は橋の中央から息をのむほど美しい川を眺めてみてくださいね。
岩魚はもともと人里離れた山奥の谷川に泳ぐサケ科で、激しい流れの中で生活している魚です。こちらで使用するのは清らかで冷たい谷水を利用して、店主が卵から育てた岩魚なんだそうですよ。
定番メニューは洒落た木皿で運ばれる定食、岩魚の塩焼きの他お造りや山菜ローストビーフもついてくるので食べ応えがあります。1日限定30食の定食には岩魚のお造りや唐揚げがさらに追加される豪華さです。皮がパリっと焼かれていて香ばしく身はふっくら、岩魚は特有の風味はなく川魚であるのを忘れる程。一口食べたらみんなが足を伸ばす理由がうなずけるはずです。
厳しい冬を越えた3月から開店し、ゴールデンウィークは毎朝店主が調達する新鮮な山菜料理が目玉。秋は珍しいきのこ料理がいただけてきのこ狩りエピソードが聞けることもあります。里より1か月ほど早く訪れる雪のこともあり12月から2月は休業となっていますのでご注意ください。
360度が自然!初心者にも安心して利用できるキャンプ場
豊かな自然があればはずせないのがキャンプ。もちろん付知峡にも川と緑が楽しめるキャンプ場がいくつもあります。付知町観光協会が運営する『宮島キャンプ場』は、数少ない吊り橋でつながれた珍しいキャンプ場。川底が見えるほど透き通った付知川のそばで、朝晩の気温は街中より涼しく感じられ清々しい空気が流れ込みますよ。日中は子供連れの家族でにぎわうマス釣りやマスつかみ、川遊びを満喫したら夕食には是非バーベーキューで!空気の澄んだ空の下、水のせせらぎを背景にいただく食事は最高です。
また車で10分ほど行くと『倉屋温泉おんぽいの湯』があるので一日の遊び疲れをリセットするのもいいですね。付知町森林組合が提供する『森林キャンプ場』は清流付知川が場内の真ん中を豪快に流れいて、橋で向こう岸と繋がっています。場内に露天風呂があるのも魅力で、大自然の中湯船につかる贅沢さは格別です!30人ほどの団体で予約できるアメニティキャビン、細かい人数制限のないプチキャビンがあり、バンガローには全て個別に水道と炉がついているので便利。川沿いでキャンプファイヤーや花火をすることもできたりとキャンプとはいえ至れり尽くせりです。
キャンプ場をまとめたサイトなども活用しながら、日常のから離れて開放感たっぷりのキャンプライフを過ごしてみてください。