【黒壁スクエア】伝統的建造物群を生かしたガラスの街
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思い出作りに立ち寄りたいスポット
黒壁スクエア一帯には北国街道という旧街道が通っており、古くから賑わいを見せていたとされています。歴史情緒ある雰囲気とそのオシャレな店々、そして美味しいグルメがたくさんの人の目にとまり、今でも観光客が絶え間なく訪れています。
吹きガラス・ステンドガラス・カットグラス・デコレーションオルゴールなどの制作体験もできるとあって、大人から子供まで楽しめるのも魅力です。都会とは違った街の雰囲気、そしてガラスの奥深さに惹かれて何度も通いたくなるスポット。他ではなかなかできない思い出を作ってみてください。
ガラス事業への挑戦から花開いたノスタルジックな街並み
明治33年(1900年)に完成した『第百三十銀行 長浜支店』は建物が黒漆喰であったことから“黒壁銀行”や“黒壁さん”という愛称で親しまれていました。現在の「黒壁スクエア」の名前はここからとられています。
昭和29年から62年まではカトリック教会としても使われていたそうです。昭和40年ごろから大型店舗におされて徐々に衰退してしまったこの商店街エリア。昭和63年、教会の移転にともなって同年に発足した第三セクター株式会社黒壁がこの建物を買い取り、翌年の平成元年に『黒壁ガラス館』としてオープンしました。続くように同時期2店舗が誕生し「黒壁スクエア」の歴史がスタートすることとなったのです。なんとか地元の繁栄に貢献しようと国内外への視察や買い付けを重ね、目利きを育てながらガラスに携わる事業を試みた結果、今日のようなにぎわいにまで成長したという背景があるんですね。
黒壁直営店と黒壁グループ協議会に属する建物は全て元々あった建物を再利用しています。いくつかの通りに分かれており、雨でも安心のアーケード街やレトロな風景が画になる通りなど様々。一時はシャッター通りだったというのが信じられないほど地元の人々や観光客でにぎわっています。
「黒壁スクエア」で見逃したくない観光スポット&グルメ
まずはインパクト大、知る人ぞ知る人気スポット。入り口がやや分かりにくいので地元の人に尋ねるのがベストですが、空に向けてのびる巨大な「竪型万華鏡」があるんです。その高さなんと約8メートルで、頂上部には色とりどりの羽。そこに光が反射して様々な色や模様を映し出します。本体内部は空洞になっていて、そこから見上げることができますよ。設置されたハンドルを回すことで羽のあるオブジェクト部分が回転するので是非やってみてくださいね。目に当てて覗くタイプとは違う新しい万華鏡の世界。幻想的な魅力に引き込まれること間違いなし。
休憩をはさむなら見た目にも楽しい真っ黒なソフトクリーム、『96cafe』の「黒壁ソフト」がはいかが。黒米・黒大豆・黒ごま・黒松の実・といった黒すぐりの5種類の穀物や、黒壁にちなんだ竹炭とココアパウダーを調合。見た目とは裏腹にチョコレート味で甘く仕上げてあるので子どもにも大人気です。地元の食材を使用したカレーやオムライスも好評なので、オープンデッキでランチするのもいいですよ。和食を食べるあなたには毎朝石臼で挽く絶品蕎麦を提供している『そば八』。イチオシは5種類の食べ比べができる人気No.1メニュー「十六文」。おろし・とろろ・出汁巻き・かき揚げ・なめこが乗った小さめサイズの欲張りセットで、出汁は関西風と関東風から選べるのも嬉しいポイントです。一日数量限定の「焼き鯖寿司」も是非ご一緒に。
探索しながら心惹かれるお土産を探し出そう!
「黒壁スクエア」と言えば外せないのがガラス製品ですよね。その象徴となっているのが街のランドマークとして親しまれているシックな装いの『黒壁ガラス館』。生活を彩るテーブルウェアやインテリア品、アクセサリーなど国内外の商品がズラリと並んでいます。どんな料理や飲み物が合うか想像しながら食器を探していたらあっという間に時間が経ってしまいそうです。
そのほか、黑壁ガラス館で販売しているスパイラル状のデザインが特徴のベネチアンガラスの「ガラスペン」、 黑壁AMISUで販売している特産品の近江牛と味噌の旨味がマッチした「近江牛ご飯だれ」、琵琶湖の澄んだ⻘ 色をイメージしたお酒「びわ湖⻑濱ブルー」などなど…「黑壁スクエア」ならではのお土産がたくさんあるの で、お気に入りを見つけてくださいね。