【味仙 矢場店】平日でも行列は当たり前!台湾ラーメン発祥の味仙
- PREFECTURE
- 愛知県
- INTEREST
- 食べる
台湾ラーメンと言っても、発祥は台湾ではなく名古屋。名古屋の台湾料理店『味仙』で働いていた台湾出身の店主が考案したのが発端で、小皿に盛って食べる“台仔(たんつー)麺”を激辛にアレンジして提供したのが最初なんだとか。台湾にも似た麵物はあったようですが、同じラーメンは存在しないというから面白いですね。
愛知県名古屋市中区大須3-6-3
17:00~翌1:00 (金・土17:00~翌2:00)
CONTENT
人気有名店となった理由は?
1962年に創業してから60年以上になりますが、火が付いたのは激辛ブームが起きた頃。辛いものには痩せる効果が!?スタミナ回復にぴったり!といった口コミがきっかけのようです。
そんな“辛い麵”が人気とあって他店も便乗し、名古屋では「激辛ラーメンと言えば台湾ラーメン!」という図式が定着したのだそう。全国規模のチェーン店でさえ、名古屋エリアでは特別にメニューに加えているほど。と言っても『味仙』は辛いラーメンだけじゃありません。本格的な中華料理が豊富に揃っているので、辛い料理が苦手な人も是非。
名古屋人だけでなくラーメン好きを虜にする濃い味
台湾ラーメン特徴はなんといっても、その迫力ある見た目!見るだけでよだれが出てきそうなパンチの効いたルックスに、思わず興奮せざるを得ません。
食べたことのない人はただ辛いだけ、と思っていませんか?辛さの裏に感じる旨味と、その深い味わいはまさに職人芸!豚挽き肉・ニラ・長ねぎ・モヤシなどをトウガラシで辛く味付けして炒め、醤油ベースのスープと合体。茹でた麺とスープが織りなす、シンプルながら真似のできないラーメンです。
口に入れた瞬間、激しい辛さが襲ってくるので、最初はせき込んでしまって涙ぐむことも。しかし、辛さをこらえて汗をかきながら食べるのもまた醍醐味!辛さは十分に辛いノーマルを含めて、4つに分かれているので、強さに合わせて選ぶのもポイントです。
またニンニクをたくさん入れるのも特徴のひとつで、濃い味好みの名古屋人に大ヒットしたのもうなずけます。絶妙なバランスの取れた仕上がり、後引く辛さがクセになって、慣れてくると刺激的な辛さもやみつきに。激辛料理に慣れていない人はためらうかもしれませんが、一度は名古屋に根付いた食文化に挑戦してみたいですね。
あの裏メニューが定番化!?ぷりぷり感がたまらない一杯
裏メニューとしてこっそり楽しまれていたホルモンラーメン。ついにレギュラーメニュー化したのをご存じでしょうか。
店内の張り紙にはあるものの、メニュー表にはないので気付かない人も多い隠れ名物。麺は定番メニューと同じ細麺を使用していて量も同等。辛い台湾ラーメンはちょっと苦手…という人にも味仙の味を楽しんでもらえる一杯です。辛いもの好きな人の付き添いをする際にも◎。
スープはだしの効いているあっさりとした優しめの味ですが、ニンニクはしっかり使用。コショウのピリっとしたスパイシーさがクセになります。そしてそこにこれでもかとたっぷりトッピングされているのが大粒の柔らかいホルモン!ひとつひとつが大きくて食べ応えはありますが、ぷるぷるした食感で口の中で溶けていくのがたまりません。脂身の甘さがふわっと香り食べやすいのも魅力です。
味仙の姉妹店は名古屋市内にたくさんありますが、コレが食べられるのはなんと『味仙 矢場店』だけ!辛いのが食べたくて足を運んでいる人も一度は食べておくべき逸品です。またコラーゲンたっぷりなので女性の方や、スタミナを養って元気をつけたい時に頼んでみるのもオススメですよ。
食欲そそる赤を基調とした店内で絶品サイドメニューもお試しあれ
人数別の円卓が用意されている広々とした店内は、いつも活気が溢れて賑わっています。赤で統一されたイスとテーブルがズラリと並ぶ様子は雰囲気抜群で、食欲をさらにそそります。また人数によっては個室の予約も可能なので気軽に相談してみてくださいね。
店では単品でラーメンを頼む人も多いですが、見逃せないのがサイドメニュー。ガスコンロはお店の特注品だそうで、普通の10倍もの火力を発揮するんだとか。中華料理は火力が命!ド定番の青菜炒めもよくある炒め物だと侮ることなかれ!他では食べられない絶品が揃うので騙されたと思って頼んでみては。
数人での食事なら少しずつ楽しめるコースも人気!前菜4種類ほどからはじまり、酢豚や麻婆豆腐といったメイン料理をいただいた後、シンプルな炒め物やスープが到着。シメには台湾ラーメンかチャーハンを選ぶことができ、デザートまで堪能できます。なお予約は電話でのみ受け付けているのでご注意ください。
またネットでは台湾ラーメン・ホルモンラーメン、さらには台湾ラーメン味に仕上げたせんべいも販売中。あの味が食べたい!と思ったときには、すでに味仙の虜です。