【矢場とん 矢場町本店】名古屋名物の味噌カツと言えばココ

名古屋メシの中でもランキング上位を争う味噌カツ。その中でもトップに君臨するほど根付いているのが、ブタのキャラクターが目印の『矢場とん』。

メニューは、みそカツ丼の他、鉄板とんかつ、わらじとんかつ、串かつ、カレーライスなど多彩。矢場とんのみそだれは、みその旨みが豚の身や脂の甘さを引き立たせます。地元の人が日頃よく食べるみそかつよりライトな味わいで、本物の赤みそだれに慣れていない観光客にも食べやすいと評判です。
名称
矢場とん 矢場町本店
住所
460-0011
愛知県名古屋市中区大須 3-6-18
営業時間
11:00~21:00
定休日
年中無休
電話番号

CONTENT

矢場とんのはじまり。

昭和20年代初頭、現在のように物が無かった時代までさかのぼります。屋台で一人の客が串カツをどて煮のタレにつけて食べてみるとそのおいしさにびっくり。そこに居合わせたのが『矢場とん』の初代店主でした。なんとか商品にできないかと試行錯誤した末、やっとの思いで秘伝のみそだれを完成させます。創業して間もなく地元の人気店となりみそかつが浸透していったという訳です。

しかし当時は現在のような大衆料理とは程遠く、庶民にはなかなか手の出せない食べ物でした。「戦後の復興期に一生懸命働いてみそかつを食べるのが何よりもの贅沢だった」と話す年配のお客様も多いんだそうですよ。

名古屋人のソウルフードとして愛され続けてきた『矢場とん』ですが、今ではみそカツ丼の他に鉄板とんかつ、わらじとんかつ、串かつ、カレーライスなど多彩なメニューを扱っています。昭和22年に創業してから積み上げてきた歴史がつくりあげる名古屋の味をご賞味ください。

『矢場とん』の味は『矢場とん』でしか食べられない

みそかつのルーツは『矢場とん』初代店主が外食した際の経験を元に生み出したイマジネーションの産物ですが、そこからの拡がりはすさまじく今では愛知・岐阜・三重の東海地方にあるとんかつ屋でみそかつがない店はかなり限られています。と言ってももちろん全てが『矢場とん』のようなみそかつではなく、カツに味噌だれをかけてしまえば完成という訳でもありません。

そもそもとんかつも味噌も重めの食材。単純に掛け合わせるだけでは味が濃くなりすぎてしつこい味になってしまいそうですよね。『矢場とん』ならではの美味しいみそかつを作るにはバランスが重要なんだそうで、ポイントは厳選された食材を使用すること、とんかつの揚げ方、決め手のみそだれにあります。南九州産の豚肉を使用しているほか、小麦やパン粉まで厳しく選別。くどくならないように衣はカラッと揚げ、豚肉の旨味を引き出す甘めのたれはもちろん門外不出の逸品。

そして忘れてはならない隠し味が、お客様の笑顔を引き出す“おもてなしの心”なんだとか。『矢場とん』は地元の人が日頃よく食べるみそかつよりもライトな味わいに仕上げているため、赤みそに慣れていない観光客にも食べやすいのも好評な理由と言えそうです。

ここに来たらやっぱり“わらじとんかつ”を食べないと!

極上リブ鉄板とんかつ

何を頼もうか迷った時は、ジュージューと音を立てて焼き上げる「極上リブ鉄板とんかつ」や大きなサイズで食べ応え抜群な「わらじとんかつ」はいかかでしょう。

「極上リブ鉄板とんかつ」は焼いた鉄板の上にキャベツを敷き詰め、その上に揚げたてのローストンカツをオン。仕上げに秘伝みそだれをたっぷりかけて完成する斬新なメニューです。店員さんが目の前でみそだれをかけてくれるパフォーマンスもあったりします。たれがかかるとキャベツとみそが焼ける香ばしいにおいが漂い食欲をそそりますよ。箸休めになる千切りキャベツが鉄板で蒸されて食べやすいのも嬉しいですね。

わらじとんかつ

「わらじとんかつ」は藁でできた履物“わらじ”と同じぐらいのサイズ感、同店で出しているローストンカツのほぼ2倍の大きさで迫力満点、初見なら想像を超えるビッグサイズです。みそだれだけでなくソースも選べ、ハーフ&ハーフなら2種類の味が楽しめるのも魅力です。濃い味なのにそのままでも案外ペロッといけちゃうとんかつですが、すりごまや辛子などの薬味をつけて味変するのもまた乙。一口目よりも二口目、と食べ終わるまでずっと美味しさが発見できるのも『矢場とん』ならではです。

矢場とんオリジナルキャラクター「ぶーちゃん」グッズも多数展開

1階のエレベータ前にある売り場には中部地区限定の「矢場とん味噌カツ味」のおっとっとなどのお菓子から、家で気軽に『矢場とん』の味が楽しめるみそだれまで販売。名古屋土産として喜ばれますし、時間がなくて並んでられない!という場合には帰ってから楽しんでみるのもありですね。

また観光客の写真スポットとしても知られている、外壁に大きく金色で描かれているキャラクターは「ぶーちゃん」。横綱を締めた豚はこれまた印象に残りやすく、一目見るだけで『矢場とん』を認識できるマスコットキャラクターです。このぶーちゃんグッズも多彩で、ハンドタオルやクリアファイルさらには荷物をまとめるのにもぴったりなエコバッグといった小物は手軽なお土産としても好評ですよ。

また絵柄が12種類もあるマグカップ、季節でカラーの変わるTシャツなど面白い物がいっぱいあるので、食事の後に寄ってみてください。ちなみに自動ドアの脇にあるのは伊勢神宮御神木で、ありがたい気持ちになります。お腹いっぱいで幸せになった感謝を伝えたらいいことあるかも!?

AICHI

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