【茶菓 山川】滋賀の恵みでつくる、季節の和菓子
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菓子づくりの根幹にあるのは、滋賀の自然への深い敬意。店主自らが故郷・高島で育てる大納言小豆、そして比良山系の清らかな伏流水。地元の風土に根差した素材を選び抜き、その持ち味を最大限に引き出すことを大切にされています。
看板となるのは、素材の良さをまっすぐに伝える品々。自家栽培の大納言小豆を用いた「餅小豆」や、希少な本わらび粉のなめらかな口どけが際立つ「本わらび菓子」、そして浜大津の夕暮れの凪いだ景色を映した銘菓「夕凪餅」。いずれも丁寧な仕立てが光る、端正な味わいのものばかりです。折々の季節菓子や行事菓子も揃い、訪れるたびに「今」という一瞬を閉じ込めた和菓子に出会える一軒です。
滋賀県大津市長等2-10-5
※施設情報は掲載時の情報です。最新の情報は施設のホームページをご覧ください。
素材と向き合う、山川の菓子づくり


茶菓 山川の菓子づくりの根底にあるのは、和菓子の基本となる素材と、どこまでも誠実に向き合う姿勢です。
味の要となる小豆は、店主自らが故郷・滋賀県高島の地で育てる大納言小豆。自ら土を耕し、その年の気候や豆の状態を見極めながら、風味と粉の立ち方が最も際立つ瞬間に炊き上げています。

水は比良山系の清らかな伏流水を用い、素材の命を損なわぬよう、細やかな工程を慈しむように重ねます。餅、小豆、わらび。誤魔化しのきかない基礎の素材だからこそ、余計なものを足さず、いかにその力を引き出すか。山川が大切にしてきたのは、新奇性よりも「素材の力を信じ抜くこと」でした。
甘さは控えめに、口にした瞬間に素材の輪郭がしなやかに伝わる味わい。自然と向き合い、手仕事を積み重ねることで生まれる和菓子は、日常の安らぎにも、人生の節目にも、食べる人の心に穏やかな余韻を残します。滋賀の風土を慈しみ、素材と真摯に歩む。それこそが山川の揺るぎないこだわりです。
山川を代表する、三つの定番菓子

茶菓 山川を訪れたなら、まず味わいたいのが長く愛され続ける定番の菓子です。
なかでも、餅餅と小豆の持ち味をまっすぐに楽しめる餅小豆は、山川の菓子づくりの姿勢を象徴する存在。やわらかな餅に、自家栽培の大納言小豆を丁寧に炊き上げた餡を合わせ、素材それぞれの風味が引き立つ、飽きのこない味わいに仕上げています。

希少な本わらびを使ったわらび菓子も、定番として欠かせない一品です。とろりとした口どけと、噛むほどに広がる上品な甘みは、素材の質と技術の確かさを物語ります。余計なものを加えず、わらび本来の食感と風味を大切にしているからこそ、シンプルながら深く心に残る味わいです。

さらに、浜大津の穏やかな夕景を名に込めた「夕凪餅」は、この土地の情景と結びついた山川ならではの銘菓。静かな時間に寄り添うやさしい甘さと佇まいは、日常の贅沢としてはもちろん、滋賀の品格を伝える手土産としても親しまれています。
どの菓子にも共通するのは、素材と向き合い、変わらぬ製法で作り続ける姿勢。山川の定番菓子は、訪れるたびに安心感と新たな美味しさを届けています。
季節のうつろいを、菓子に託して


定番菓子に加えて、山川では四季の移ろいを映した「季節の菓子」が店頭を彩ります。
春の「花見団子」や「春景色」に始まり、 夏には涼を運ぶ「蓮の音」や「久寿笹巻」が登場。 実りの秋を告げる「栗山」や「栗きんとん」、そして冬の静寂に寄り添う「冬柴」や「柿喰へば」など、訪れるたびにその時々の美しさを菓子に託して届けてくれます。

また、迎春の「花びら餅」や、和菓子店ならではの感性で仕立てる「クリスマス限定」の菓子など、年中行事に慈しむイベント菓子も山川らしい楽しみのひとつ。
贈り物のラインナップも充実しており、なかでも関西言葉の「あんじょう(うまい具合に、丁寧に)」に由来する「餡上(あんじょう)」は、自家栽培の高島大納言小豆を“あんじょうに”炊き上げ、琵琶湖をかたどったチーズ風味のクッキーとの絶妙な調和を楽しめるこの地ならではの逸品です。 さらに、詰合せ最中「美鈴」や各種詰め合わせも揃い、手作りの温もりが詰まった詰め合わせの数々は、大切な方への真心を伝える「間違いのない贈り物」として選ばれ続けています。
浜大津でくつろぐ、和菓子と甘味の時間




茶菓 山川が大切にしているのは、和菓子を買い求めるひとときだけでなく、その場で味わう「寛ぎの時間」です。
併設のカフェスペースでは、季節の移ろいを感じる限定甘味がラインナップ。つるりとした喉越しの「比良の雫 水餅パフェ」や天然寒天、心まで温まる秋冬のぜんざいなど、職人の技を出来立ての状態で愉しめるのは、本店ならではの贅沢です。

また、遠方の人や「あの味をもう一度」と願う方のために、オンラインショップも展開。旅先で出会った感動を、自宅でゆっくりと反芻したり、大切な方へ全国へ届けたりすることも可能です。店で過ごすひととき、持ち帰る一品、そして日常の中で味わう喜び。茶菓 山川はあらゆるかたちで和菓子のある暮らしを提案し、旅の思い出と日々の生活を優しく繋いでいます。