【博物館 明治村】一歩足を踏み入れるとそこは明治時代、本物の明治建築を眺めよう

明治建築を保存展示する野外博物館として昭和40年に開村した「博物館明治村」。壊される運命にあった建造物を移築・復原することで明治時代の人々の想いを後世に繋げていこうと考えてのことでした。これまでに移築した建造物は現在60を超えており、うち11件が国の重要文化財に指定されている。
名称
博物館 明治村
住所
484-0000
愛知県犬山市字内山1番地
営業時間
9:30~17:00
(季節やイベント開催等により変動)
定休日
夏季・冬季 不定休で休村日あり
電話番号

CONTENT

明治村を楽しむための知識

明治村

日本で初めて電灯が灯ったのも、鉄道が走ったのも「明治時代」。子供たちは小学校へ通い、大人が新聞を読むという今では当たり前のこともこの時代。さらには1日が24時間、1年が365日という時間の常識が築かれたのも明治時代なんです。
鎖国を経て世界と出会い、急激な変化があったにもかかわらず、日本古来の伝統に欧米からの新しい価値観を組み合わせながら歩みを進めた結果です。そんな“現代の礎”とも言える時代を感じることができるのは貴重なことだと思いませんか?

明治村

ただ建造物を見学できるだけではありません。当時風の衣裳を着たりSLに乗車できたりと様々な体験もできるんです。見て、触れて、そしてもちろんグルメだって味わえる。明治時代を懐かしむ世代だけでなく、よく知らない世代にこそレクリエーション感覚で遊びに行って欲しい施設です。明治に生きた人たちの凄さを実感し、今の生活の便利さに感謝し、明治時代の新しい形と心を発見する…他に類を見ない体験型の博物館を隅々まで覗いてみてください。

一度は見ておきたい!時代を超越して人々を魅了する明治建築

帝国ホテル中央玄関

数ある建築の中から見逃してほしくない3か所をご紹介。1つめは北口からスグ、SL東京駅にほど近い場所にある「帝国ホテル中央玄関」。20世紀建築界の巨匠として名高いフランク・ロイド・ライトによって設計されました。首都の迎賓施設にぴったりの華やかさをはじめ、床や天井の高さの変化などで演出された空間、多彩な造形美は目を見張るものがあります。

2つめはハイカラな雰囲気が魅力の「高田小熊写真館」。この時代の写真館といえば、文明開化の象徴のような存在でもありました。1階は応接間と暗室・居室、2階は写場(スタジオ)が設けられた洋風の簡素な造りでありながら、つい引き寄せられる洒落た佇まいはずっと眺めたくなってしまいます。増改築や模様替えを行いながら昭和時代まで営業を続けたとのことです。

3つめは地方裁判所の刑事法廷棟「宮津裁判所法廷」。裁判所全体は左右対称のH型になっていて、その右翼部が移築されています。上級審は洋風煉瓦造であることが多いのですが、こちらは下級法廷で和洋折衷の木造建築。和風をベースにしながら随所に洋風のデザインが施されている様は、まさに明治時代を伝える建物のひとつと言えるのではないでしょうか。

明治が息づくレトロな体験で身も心もタイムトリップ

ハイカラ衣装体験

カップルや女性グループを中心に人気なのがハイカラ衣装体験。「記念撮影コース」・「散策コース」の2つがあり「安田銀行会津支店」で明治時代風の女学生姿、書生服を着ることができるんです。普段めったに着ることのない袴を着用すれば気分が上がること間違いなし。

「散策コース」で当時の学生になりきってあちこちスポットを巡りながら記念撮影をすればきっと良い思い出になりますよ。体験するとオリジナルのブックマークがもらえるのも嬉しいポイント!このコースは1日先着20名までなので気になる方はお早めに。
なお貸出時間が5分間の「記念撮影コース」とともに事前の予約制ではなく当日現地で案内をしてくれる体験となります。

そして忘れちゃいけないのが乗車体験。明治時代製造のSLが客車を牽引しており、実際に駅から駅まで約5分間の距離を乗ることができちゃうんです。客車に至るまで全てが100年以上前の時代を駆け抜けてきた車両で、こうして現在も走行・乗車できるのは国内だけでなく世界的にも珍しく、SLファンならずともロマンを感じられるはずです。また機関車と客車の連結作業など、運行業務にまで当時を再現。SLが駅に入ってきた後の運行スタッフたちの動きにも注目してみてくださいね。

全部回っておきたい!種類に富んだお土産にわくわく

和小物雑貨『楽』

村内の1丁目・4丁目・5丁目にあるのが、お出かけの醍醐味でもあるお土産を扱うショップ。女性がときめくかわいい雑貨が買えるのは「和小物雑貨『楽』」。普段使いできる手ぬぐいやアクセサリー、側に置いておきたい猫グッズなどが並んでいます。

品川硝子ショップ

プレゼント選びにもぴったりなのが「品川硝子ショップ」。食器はもちろん、雑貨やアクセサリーまでガラスでできた商品が購入できます。澄んだ輝きを放つ品々はきっとお持ち帰りしたくなりますよ。大切な人への贈り物としてもオススメです。

家族や友達への手土産を探したいなら正門入村ゲートの総合売店「ミュージアムショップ」や一番大きな売り場がある北口ゲート近くの「SL東京駅売店」へ。明治村オリジナルの箱菓子はもちろんのこと、おしゃれな雑貨なども販売。お土産にぴったりな商品を多数取り揃えています。

子供を中心に賑わいを見せる「駄菓子屋 八雲」もお忘れなく。大人も心躍る昔懐かしい駄菓子が所狭しと並んでいて、竹とんぼや紙風船といったレトロなおもちゃもあります。ふらっと覗くつもりが長居してしまう人気店です。

そして知る人ぞ知る特設物販もあるんです!明治村公式のおもてなし偉人グループとして活躍する“明治偉人隊”のオリジナルグッズを偉人様から直接買うことができちゃいます。販売する場所や時間は明治偉人隊活動情報を確認してくださいね。

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